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「冬樹、もう9時だからゲーム止めよ」
善が言った。
「まだやる」
「ダメ、明日は学校なんだから。セーブするまで待っててあげるから」
言って善は欠伸をした。
「善兄のバカ」
「何だって!?」
「善兄のバカ!」
冬樹が言うと善が冬樹を羽交い締めにしてくすぐった。
「や、止めて!ダメ!」
「じゃあもう言わない?」
「うん……」
冬樹が返事をすると善は解放して布団を敷いた。
「風呂入って寝ちゃお」
言って善は風呂場に行った。
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