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「――それはそうと兄ちゃん。潤さん来たよ」
いつの間にか善がローストビーフを食べながら言った。
「あ?」
雄也が振り向くと綺麗な女性と並んで雄也達の方へ来ていた。爽やかな笑顔に中性的な美形の顔立ち。さらに綺麗な金髪の男性だった。白いタキシードを着ている。
「何か、とても次元の違う人に見えますね……」
太朗が自分のネクタイをきっちり直して呟いた。
「そうじゃな、この大人数がこの為に来てるくらいじゃからな」
「……そうか?俺はどこにでもいる、幸せそうな新郎新婦に見えるけどな………」
雄也が小さく言ってシャンパンのグラスを潤の方へ小さく傾けた。
「………やっぱり、格好いいなぁ」
善が呟いてじっと潤を見た。
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