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「ですが、考えて下さい。血の繋がりもない子供に会社の跡取りとして英才教育をやらせますでしょうか?それに気付いて僕は17歳、早生まれなので高校三年の頃に気付きました。当時の僕は、バンド活動に夢中であまり父と良好な関係ではありましたでした。
ですが、それに気付いて僕は覚悟を決めました。恩は返すのが礼儀。それが例え、親子だろうと。そこに拍車をかける様に父が急に体調を崩しました。これを期に、僕は会社を背負って立つ決意をしました。
あれからもう3年が経ちます。果たして、僕は父の様に出来ているだろうか?答えはノー、だと思います。僕はまだ未熟です。ですが、きっといつか、父と同じ……いや、それ以上に会社を発展させ、社会に貢献したいと思います。
父さん、本当にありがとうございます。これからも、よろしくお願いします」
最後に潤が頭を下げて言った。それと同時に拍手が起きて潤が席についた。
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