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「――失礼します、白鳳雄也様でしょうか?」
潤のスピーチが終わり、雄也達が退屈な時間を過ごしていると、若い女性がやってきて言った。
「あぁ、何だ?」
「私は慶安社長の秘書の和泉と申します。ギター、ベース、ドラムの用意が出来ましたのでご都合がよろしければ地下にあるホールへお越し下さい。そこでならいくら音を出しても問題はありましたので」
「分かった、案内してくれ。行くぞ、お前ら」
雄也が立ち上がって太朗達に言った。
「はい」
太朗が返事をして立ち上がる。
「じゃあ由美、たっちゃんよろしくね」
亮は由美に辰也を任せた。
「冬樹、来る?退屈でしょ?」
「うん」
善と冬樹も席を立った。
「わしは応援しとるぞ」
伊知郎が手を振って言った。
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