1484人が本棚に入れています
本棚に追加
「――わぁ、ギブソンのエクスプローラだ!これ前から使いたかったんだ!」
善がギタースタンドに立掛けてあった黒いギブソンのエクスプローラを見て言った。
「ドラムもパールのマスターズプレミアムMMPだねぇ」
最早要塞の様な立派なドラムセットを見て亮が呟いた。
「お前ら、スコア頭に入ってるか?」
雄也が愛用のギターを手に尋ねた。
「勿論です」
「忘れてないょ」
「家にあるのは全部オッケー」
太朗、亮、善が順番に言った。
「じゃあ、全部合わせるぞ。善、お前はコードでやれ。ソロのある所は交替だ」
「うん」
チューニングしながら善が頷く。
「太朗、久しぶりだからって理由でミスするな」
「大丈夫です」
太朗も返事をした。
「亮」
「言わなくてもいいょ♪」
すでに亮はドラムを叩ける様にセッティングをしていた。
雄也がそれぞれを見渡し、口元を歪ませた。
「全曲、一気にやんぞ!」
亮がスティックを4回叩き、それぞれの音が気持ちのいい音を出した。
最初のコメントを投稿しよう!