捨てられた⁉

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僕の小さな心は静かに            音を立てて折れた              『痛い』そして小さな僕           は分かっていたが、おば           あちやんには聞かなかった          ううんっ聞けなかった            おばあちゃんは僕に             気を使い『お仕事だからね』         その言葉が僕には痛かった          僕はもう………母さんが           帰ってこない事は分かっていたから…                それでも、おばあちゃんは『おりこうにしてれば、すぐ帰ってくるよ』              と僕が何も知らずに、可哀相だと思っていたのだろう『大人なんてみんな勝手だ』       分からないふりをしておばあちゃんの薄っぺらい言葉に愛らしく『うんっ』と頷く僕…   大人なんて『嫌い』僕はそうおもった……子供は、何も知らないって、思ってるでしょっ…知らないフリしてあげてるだけなんだよ…何かあれば、『いい子で居たら…』いい子ってどんな子なん⁉ただただ…言う事に『うんっ分かった』って言う事なん⁉と思いながらも 小さな僕は、大人の言うままに『うんっ分かった』と言って、いい子にしていた……
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