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「妙に静かね。」
すぐさま路地に出た二人は奇妙な事に気付いた。
それは町に誰一人いない事だ。
城壁に囲まれたこの町に人が少ないわけではない。昼には活気あふれている事は既に確認済みだからだ。
夜だからと言う理由があるかもしれないがまだミクが元気に人形遊びをしている時間帯だ。夜遊びをしている人が二人三人いって良いはずだ。
さらに街頭に光が何一つない。
どこの窓からも光がこぼれてこず、旅人たちを照らしているのは自分達の借りた部屋だけだ。
死んだような雰囲気は、まさにゴーストタウン。
だからこそ
「ああ、確かに妙だ…。」
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