第四章 再生の町

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不気味な雰囲気がするがまずは花屋に行くことが先決だと旅人は考え出した。 アリサに考えを伝えると同意してくれた。 大きな通りに出てもやはり人はいなかった。月光の先導で二軒三軒通り抜けると目的地となる花屋へと到着した。 花屋にも光は出てはおらず客人を迎えてる様子は微塵も感じられない。 「ちょっと、ホントに来いって言ってたの?」と不満そうな顔で旅人に言った。 旅人は頭の中を整理するが今日の夜に来るという約束事を覆す記憶は見つけれなかった。 「じゃあ君は、また騙されたわけだ…。」とアリさは皮肉を入れた言葉を送った。
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