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旅人が宿に帰り部屋に戻ると甲高い声が部屋に響いた。
「ねーキミ、私のバラの花束どーしたの?」
不満そうな顔をした十五か十四に見える少女が腰に手を掛け仁王立ちをしておりベットの上に幼女が座っていた。
旅人は顎に手を掛けホンの数秒たつとあ~と一人合点した。
「忘れてた。」
旅人は堂々と言い放った。
少女はあきれたのか、頭を手で押さえてハァとため息した。
「どうして忘れるの?」
少女は腕を組み旅人を問いただした。
旅人は花屋で起きた奇妙な出来事を忠実に説明した。
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