第四章 再生の町

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ベットの上に座っていた幼女が不安そうに聞いた。 旅人は幼女に笑いかけると紙袋から毛糸の髪の毛の人形を取り出した。 「ミクちゃん、はい、お人形。」と優しく言うと幼女に渡した。 ミクちゃんと呼ばれた幼女は極上の笑みを振りまくと渡された人形で遊び始めた。 まったくもって愛らしい。 「それはあるんだ…。」と少女は淋しそうにぼやいた。
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