些細なある日に…

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今から3時間前のこと… それは6限目の時に起きた 「ん…?」 机の中に何かある… 袋かな? 「も、もしかして…」 「どうしたんだよ」 後ろから声がする 「いや、なんでもない…」 後ろの奴は村山督太 何かあるとすぐ茶化すお調子者だ こいつにこのことを言うとめんどうだからな… 今日は2月14日 そうバレンタインデーだ しかしヒロコフに一つの事が頭をよぎる …イタズラ しかしイタズラではなく本当にくれたのかもしれないそんな事を考えてると… キーンコーンカーンコーン チャイムが鳴り6限目の終わりを告げる 「どうすっかなぁ…」 7限目もこのことを考えていたが結局どうするかまとまらなかった そして帰りのホームルームも終わり皆早々と教室を後にする そんな中一人机に座り考えていた 結局答えは出ずに時間だけが過ぎる まだ開けてもない、チョコが入っているであろう袋を机の上に出し少し見つめると、また机の中にしまった そして… 「はぁ…」 現在の時刻は5時半過ぎ 沈黙の教室にため息が響いていた…
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