とある一つの物語

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ドゥン!! 今度は銃声が聞こえた。 だけど、誰も聞こえていないように授業を受けている。ので、聞こえなかったことにしよう。‥‥と思ったんだけど‥‥ ドゥン!!ドドン!! グラウンドに目が行ってしまった。 すると、鎧天使が、両刃の長剣を持ち、少女らしき人影に襲いかかっていた。 そして、その人影は、両手に銃か何かを持って鎧天使に撃ち込んでいく。 本当にクラスのみんなはこれが見えていないの?この銃声や跳弾音が聞こえないの? 人影に鎧天使が低空飛行で一気に詰め寄ると、剣を横凪に振った。 「危ないっ!」 つい、声がでてしまった。 人影は後ろにバック宙で下がりながら銃を撃つ。 人影が避けたことにほっとしてしまったけど、本当言うと、どっちを応援するのが正しいのかわかってない。 というより、この状況自体を理解出来ている訳がない。 「おい!結埼!」 その先生の声を聞いた途端に恥ずかしさが急上昇した。
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