佐々木恭一~修業~

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『カチン!』 恭一「・・・ん?」 じい「うむ!よろしい!」 恭一「・・・・・・・・・クソじじいぃぃぃぃぃ。」 じい「いざとなれば、何でも出来るわい。それだけの身体能力がついとるんじゃ。」 恭一「組み手とかやんないのか?」 じい「さっきの駆け付けた速さを覚えておるか?」 恭一「しらん。」 気が気じゃなかったからな。 じい「1秒を切っておったぞ。」 恭一「・・・・・・世界記録更新?」 じい「才能ぷらす努力ってとこかのぅ。」 恭一「・・・・・・。」 じい「ワシらは共に、一撃必殺の力をもっとる。組み手なんぞしたら、どちらかが死んでしまうわい。」 恭一「寸止めすればいいんじゃないか?」 じい「無理無理。お前は未熟じゃし、ワシは老眼でな。自信無いわ。」 恭一「・・・・・・一番最初、俺に寸止めしなかったか?」 じい「ふむ。お前は運もいいようじゃ。ふぁっふぁっふぁ!」 恭一「・・・はぁ。」
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