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僕らは、僕らの始まりの思い出を話しながら時間をつぶしつつ、色々とデパートやブランド物の服屋などを周って夜を迎えていた
「イベントって、何をやるのかな?」
「さぁ?
でも楽しみだなぁ~🎵」
明日香は上機嫌にそう言う
「うん?
何で?イベントの内容知ってるとか?」
「うぅん………。
ただ……、あなたと来れたから。一緒に参加出来るから楽しみなんだよ!」
なんて言いながら、明日香は少しむくれて見せる
「ごめんごめん💦
でも、そういう事なら僕も楽しみだな」
そんなとりとめの無い話をしているうちに、イベントが始まり、僕らは当然参加した。
「あはは。
やったね🎵」
「うん!そうだね」
僕らはイベントを見事クリアした。
イベント内容は
クイズのスタンプラリー版のような物だった。
スタンプを押すと、次のスタンプに関する問題の紙がさし出され、次のスタンプの場所でその紙を提示すれば、スタンプが押される
という物だった
「普段の私の行いが良いからだね🎵」
なんて言ってる明日香が、眩しく感じる程の笑顔で僕の横を歩く
「あはは(笑)
そうだね。」
「あっ、もしかして信じてない?」
「いやいや、信じてるよ。
………………明日香。」
「えっ、何?」
「ずっと……………
ずっと一緒にいよう。」
この時の僕は何も知らなかった
「……………うん……。」
彼女との別れが
静かに近づいてきている事に
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