第二章 早朝

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「おい できたぞ」 「すごいですー最高傑作ですよぅ」 ちょうどその時、二人がキッチンから出てきた。 手には注文の品、ふわふわオムレツのクラブハウスサンドが入った大皿がある 「きゃ~おいしそ~っさっすが夏!!」 「ほんと姫ってなんでもできるよな。どっかの馬鹿女とは大違い」 「……それって誰のことなのかな?秋人くん??」 「姫って呼ぶなっつってんだろ」 「いいじゃん別に。一応事実だし」 「無視してんじゃねーぞこら!?」 「華南さんっ落ち着いて下さいよぅ」 …などとまったくもっていつもどうりな会話が繰り広げられていたリビングに、突如、昔の電話のようなジリジリジリーという音がやけに大きく響き渡った
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