12人が本棚に入れています
本棚に追加
戦国時代、斬馬刀という刀がありました。
名前の通り、馬ごと敵を斬る事が出来る超巨大大太刀です。
斬馬刀は造り上げる刀工の稀少さと扱う者の少なさから伝説とされてきました。
戦国中期、豊臣秀吉天下のころ太閤秀吉の思いつきにより斬馬刀が欲しいと命じられた石田光成は、斬馬刀探しまたは製造を部下に依頼。しかしながら伝説の斬馬刀探し、製造はハイリスクノーリターンを極めタライ回しにされ巡り巡って隠居した黒田如水に回ってきました。
天才軍師として名を馳せた黒田官兵衛如水は依頼を受理し、刀鍛冶で盛んな長船や関に行き斬馬刀探しを開始。古刀、新刀、名刀、妖刀、様々な刀を見たが斬馬刀らしき刀は無く途方に暮れ、諦めかけた時、関・長船の刀工達が黒田如水の為なら新しい斬馬刀を打っても良いと提案。
真面目で謙虚な黒田如水の人柄に惚れ込んだ刀工達は斬馬刀製造大プロジェクトを立て名工8人とその弟子80人、研師5人と弟子達、鞘師10人と弟子達の総勢約150人で造る事を如水に進言した。
出来るだけの金を払い、刀工達に依頼。
出来上がりを待った。
ちなみに名工8人の中には長曾根虎徹や備前長船、関の孫六など超有名刀工もいました。
最初のコメントを投稿しよう!