11人が本棚に入れています
本棚に追加
さかのぼること4ヶ月前…。
その日は町で夏祭りがある日だった。
メロンパンナも この日だけ、仕事は休みでバタ子と夜から夏祭りに行く予定を立てていた。
『あ!メロンパンナちゃんはピンクの浴衣かぁ~可愛い!』
『バタ子さんこそ!青の浴衣似合ってるぅ♪』
二人は きゃあきゃあ言いながらパン工場の中で浴衣の褒め合いをしていた。
『うるせ~なァ!祭りだから頭おかしくなっちまったんかァ!?さっさと行ってこい!』
シッシッ!
っと手で追い出すように テキーラを飲みながらジャムじぃは二人をパン工場から出した。
『マジ最悪!あのじぃさんアル中よ!きっと!』
バタ子はプンプン怒りながら歩く。
『ふふっ!じぃさんなんてほっといて今日は楽しも♪』
『うん!!』
二人は手を繋いで祭り会場へと向かった。
運命のイタズラが始まるとも知らずに…
最初のコメントを投稿しよう!