おむすび

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祭り会場までは工場から徒歩で10分くらいだった。 町の入り口には人だかり。 祭りのメイン会場は町の中央公園。 二人は人混みを避けながらメイン会場へと向かった。 『すごい人ねぇ…。メインパンナちゃん!はぐれないようにね!』 ギュッとバタ子はメロンパンナの手を握った。 『うん!バタ子さんありが…』 ドン!!!! 『きゃっ!』 誰かの体がメロンパンナの肩に当たった。 その拍子にメロンパンナは転けてしまった。 『大丈夫!?メロンパンナちゃん!』 バタ子が急いで駆け寄る。 『うん…。大丈夫…』 スッ… 『大丈夫でござるか?』 誰かが手を差し出してきた。 これが おむすびまんとの出会いだった…。
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