さようなら

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そんな楽しい毎日が突然、崩れた。 信次「明日から待ってなくて良いから。」 菜緒「っえ!?なんで?」 信次「待ってる間、暇だろ?それに悪いし…。」 菜緒「そんな事ないよ。大丈夫だよ。」 信次からの突然の言葉に菜緒は気が動転する。 (嫌だ。一緒に帰る。暇じゃないもん。なんで?どうして?) しかし、次の日から、信次が教室に来ることがなくなった。 でもメールはするし、休み時間は普通に話もする。 たまに電話で話したりもした。 菜緒は嫌われるのが恐くて、一緒に帰らなくなった理由が聞けなかった。 信次もあの日以来、帰らなくなった事について話すこともなかった。
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