弐章 悪魔の斧

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「やっぱり5はひっかけか…。先客が死んだのは確かみたいだけどな」 「面白い。申し遅れました。レイルです。実は1回戦を乗り越えた者にだけ名を教えているんです。」 「ああ。俺は誠」 (1回戦を乗り越えたらだと!まるでじゃんけんでは必ず勝つみたいじゃねぇか!) 「今、じゃんけんで負けたらどうするのか考えましたね?」 レイルはそこまで読んできた。 「それが分かるかどうかですよ?最初は。ひとつヒントです。このゲームには模範回答がある」 「いいから2回戦やろうぜ!」 「いや、実は待っている人がいまして、貴方との勝負は長引きそうだ。先にそっちをかたずけていいですか?」 「ああ、いいぜ。考える時間も欲しい。」
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