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ああ、なんという事だろう。
一人目の子供であんなプレゼントを要求されるなんて…。
まだまだ配らなきゃならないプレゼントがあるのに、予想外過ぎる。
……だが、しかぁし。
「……私はサンタなんだ。泣き言なんて言ってられない!」
トナカイがいなくたって、私を待っている子供達の為に頑張らなくてはなるまい。
クリスマスイヴの夜が終わるまで、まだ時間はあるじゃないか。
さぁ…頑張るぞ。
こうして、私の生涯で一番辛く過酷なイヴは始まったのだった。
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