事件

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「今心当たりありそうな顔しなかった?」と問う俺 「い、いや。なんでもないの気にしないで。本当に。」 明らかに何かあるな…         部活も終わりいつもの三人で電車に乗って帰る ―ガタンゴトンガタンゴトン―三両編成のちっちゃな電車に揺られながら、俺はさっきの話を持ち出した。 「ユミ…どうした?やっぱなんか心当たりあるんじゃな…」 グゴッ! ダイスケのいびきが話を遮る。全く…呑気な奴だ… 「実はね…その人…」 ゴッゴッピュー…ぐふぉ! ダイスケの腹にストレートをぶちこんだ(笑) 「………その人もしかしたら…」
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