事件

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その二日後 受け入れ難いことが飛び込んできた………         ――プルルルルプルルルルプルルルル― 「はい、水原です。ミサキユミ?…はぃ僕の友達ですけど………………え……?」 手の震えが止まらない……顔が凍りついた……                 ユミが………死んだ………? 頭は一瞬で真っ白に… 何も分からない… 自分が何を考えていたかさえも… 「もしもし?もしもし?」 受話器から声が漏れている…      俺は外に向かって走り出した。体が暑い。 何か暑いものが溢れ出てくる 夜の風に冷やされ頬を伝って落ちる…
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