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時計は午後二時半をまわって向かいのユミの家が慌ただしくなってきたのが部屋から見てとれた。
しばらくしてダイスケ家に来た。
「お前と一緒に行こうと思って…」
「俺は行かねえ。」
「はっ!?何で!?」
「いつもユミに何かあったら真っ先に行くのはお前だったじゃねぇか!!」
「行かない…バシっ!」
さすがにダイスケも我慢の限界だった
俺の口の端から血が流れる。
「ふざけんなよ!!ユミの最期だぞ!!」
「だから行きたくねぇんだよ!!ユミの顔見たらどうなっちまうか想像出来ないんだよ!!それが怖くて………」
「そんなん俺がいるから心配すんな。」ダイスケが俺をなだめるように微笑んできた。
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