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「ユミの通夜…。」
複雑な気持ちでユミの家に踏み入れた。
まだ昨日の今日なので大半の人はこの事実を受け入れきれずに泣いている。
「俺、ここにいるだけじゃダメか?」
「ダメだ!」間を入れずにダイスケが言う。
そしてついに俺の番…
ユミの顔を見た瞬間足がすくんだ…
「ユミ…ホントに逝っちゃったのかよ!!なんでだよ!!なんで…なんで…。」
思わず大声を上げてしまった俺にみんなの視線が集まる。
ダイスケが後ろから背中をさすってくれた。
ダイスケも泣いていた…
初めて見たダイスケの涙だった。
こうして通夜はしめやかに営まれた。
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