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カランコロンカラン
ドアを開くと心地好い音色が響く。
「こんにちは――。」
「・・・・。」
「誰かいませんか―?」
「いないよ!」
「!!」
店の奥から声がした。
どうやらキッチンからのようだ。
キッチンに入るとエプロンを着たおばさんが料理の下拵えをしていた。
「いんじゃねーかよ!」ダイスケの口からふと漏れる。
「あんた達もあれかい?この前の事件のことかい?」おばさんが嫌々そうに言う。
「はぁー。仕方ないね。コーヒー一杯飲んでってくれたら話してあげるわ。」
というわけで、一杯350円のコーヒーを二人で二杯注文させられる羽目に…
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