8人が本棚に入れています
本棚に追加
「苦っ!!」
叫ぶダイスケ。
「それはねおばちゃんオリジナルブレンド珈琲だからおこちゃまには苦いかしらね。」
砂糖をひたすら入れているダイスケを横目に、
「見たことを教えてもらえませんか?」と問掛けた。
「…キッチン見たら分かるように窓から現場が丸見えなのよね。だからはっきり見たわよ。女の子があのビルから出てきたのよ。そしたら急に走り始めて…後を見てたわね…そしたら車が…ドカッと…。」
「誰かから追われていたんですか?」
「残念ながら窓からは見えなかったわ。私が知ってるのはこれぐらいかしらね。」
珈琲を飲み干した俺達は700円払って店を後にした。
最初のコメントを投稿しよう!