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4月7日
僕、葛城天(かつらぎ あまつ)が涼風(すずかぜ)学園に入学する日だ。
ここは最近、男女共学になった高校で僕は今日からここの学生になった。
「ここから新しい人生の始まりだ。やばい時間が!」
僕は急いで入学式の会場へ向かった。
ドンッ曲がり角で人とぶつかった。
「すみません。急いでて」
そこには亜麻色の髪のすごい綺麗な女性が倒れていた。
「いいえ、こちらこそ申し訳ございません。急いでいるのでそれでは」
しばらく僕は放心状態だった。その綺麗な女性は走っていった。
「会長~、まったくあの人は、すぐに私たち迷惑かけて」
そう言いながらまた綺麗な女性が誰かを探しているかしいらしい。
「どうかしたんですか?」
「あっ君、この辺で亜麻色の髪の女の人が来こなかったか?」
「えっあぁその人ならあっちへ行きましたよ」
僕はあさっての方向を指を差した。なぜ嘘をついたかは自分でもわからない。だけど何か事情がありそうだったから僕は嘘をついた。
「そうか、ありがとう」
「あっそういえば体育館はどっちですか?」
「体育館ならあっちだよ。君、新入生か?」
「ありがとうございます。僕は今日からこの学校に入学することになった葛城天です。よろしくお願いします」
「あぁよろしく。私は涼風学園の生徒会の副会長の白河眞澄だ。それじゃあ急ぐからこれで」
「はい。失礼します」
白河眞澄というその女性は僕の指を差した方向へ走っていった。
僕は心の中で謝って体育館へ急いだ。
体育館に入るともう入学式は始まっていた。僕は急いで自分のクラスの列に並んだ。
5分ぐらいたったあと先生に耳打ちをする女性がいた。
さっき、僕に亜麻色の髪の女性を訪ねてきた生徒会の副会長さんで、名前はたしか白河眞澄さんという人だったかな?
先生達が集まって何か相談をしている。僕は気になってその先生と副会長さんに近づいた。
「どうかしたんですか?」
僕が耳打ちでそういうと副会長さんが振り向いた。
「あ~おまえはさっきの!」
「あっどうも」
「さっきはよくも騙したな~」
「なんのことですか?僕はちゃんと教えましたよ」
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