168人が本棚に入れています
本棚に追加
暗鬼について
暗鬼…は、きっと何もかも知っていたヤツかと思います。
優喜がどこに逃げたかも知っていたし、もしかしたら朔久が続けていた行為もわかりきっていたのかも…。
そして、手下がどうなっているかも…。
それなのに何故、すぐに迎えに行かなかったか…。
その理由は簡単です。
きっと暗鬼は、その状況を楽しんでいたんでしょう。
優喜が痛みに苦しむ事、朔久が狂っていく事、手下が殺され、食べられていく事…。
暗鬼にとっては、面白い事だったでしょう。
壊れていく世界を見るのを楽しむ人ですから。
…暗い人とか言ったらダメですよ。
せめて、暗い鬼と言ってあげてください。(笑)
そういえば、前作、本作合わせても、暗鬼は優喜の名前を呼んでいないんです。
…その辺りは意識してましたから。
暗鬼は、優喜という名前を相応しいとは思っていません。
何と言っても、「優しく喜ぶ」…ですから。
暗鬼は多分、「泣いて苦しむ」とかがいいと思っているはず。
…もうそれ、名前じゃないですよ!(笑)
最初のコメントを投稿しよう!