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…―トントン。
僕は、貴方の部屋のドアを叩く。
そして、優しい声が返ってくる。
部屋に入ると貴方は、椅子に座っていた。
『僕、怖い夢を見ちゃって眠れないの。だから貴方と、一緒に寝てもいい?』
お決まりの涙目攻撃。
僕は、知ってるよ。貴方は、これに弱いよね?
一緒に寝てくれるよね?
やっぱり貴方は、すんなり許してくれた。
僕は、ベッドにゴロンと横になった。
でも、貴方は、もう少しで読み終わりますって言って本に夢中だ。
くやしいなぁ…。僕にも、夢中になってよ。
僕は、待ちきれず貴方をベッドに引っ張った。
二人一緒に倒れ込む。
少し驚いたような顔。
こんなに近くに見えるよ。
貴方の瞳には、僕はどう映ってるの?
貴方の声が聞きたい。
優しくて、甘い声が…。
そして、大好きだよって言って。僕だけに。
そしたら、僕も言ってあげるよ。
『貴方が大好きだよ♪』
って。
『ずっと一緒にいるよ。』
それは永遠の約束。
~END~
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