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―ある朝。
トントン…。ガチャ。
『朝飯できたぞ…って、まだ寝てるのかよ。』
カツカツ…。すと。
(ベッドの前に座る)
『無防備だな…。』
そっと、指が顔に触れる。
スースー。
『気持ち良さそうだな。どんな夢みてんだ?ちょっとなら、いいよな?』
…キラの能力。夢を操ること発動。
…――。
『花畑…?誰だ?隣にいるやつは。』
隣にいるやつに花で作った冠を頭にかけて、微笑んでいるお前。
なんでだ。こんなにイライラするのは初めてだ。
俺が…、嫉妬だと?
よく見ると、隣にいるのは
…俺?
ムスッとした顔の自分だった。
…――現実。
『…/////』
柄にもなく、俺は顔を真っ赤にしてしまった。
『お前は、夢の中でも俺と一緒なのか?』
スースー…。
答えないお前。
俺は、そっとベッドに入った。
お前の顔がすぐ近くに…。
そして、お前の温もり。
『こうすれば、俺も同じ夢が見るか?』
お前の肩を抱き寄せ、
『ずっと、側に居ろよ。』
おでこにキスを落とす。
『大好きだ…。』
―END―
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