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…―嵐の夜。
ピカピカと、雷の光が見える部屋に俺は、一人寝ていた。
『うぅ…っっ…はっ!』
俺は、悪夢にうなされ目が覚めた。
『また、あの夢か…。』
気が付くと、手に温かい感触がした。
『ん?』
そこには、心配そうな顔をした貴方が俺の手を握っていた。
『どうした?こんな時間に。』
すると、貴方はゆっくり話した。
うなされていたようなので心配になって…と。
『そうか…。それはすまなかったな。もう、大丈夫だ。』
頭に手を当てて、撫でる。
そのとき、ピカッと光った。
ビクッ💦
『なんだ?雷が怖いのか?』
少し間を置いて、こくっとうなずく。
『大丈夫だ。俺が居る。どうだ?一緒に寝るか?』
顔が赤くなった。
『どうした?恥ずかしいのか?』
首を横に振って、裸と答える。
『あぁ。すまん。いつものことだからな😅』
立ち上がり、近くあったTシャツを来て、ベッドに入り直す。
『これで、いいのだろう?』
それでも、少し頬を染めて、ゆっくりベッドに入ってくる。
『今日は、嵐だからな。雷がひどい。だが、大丈夫だぞ。俺が側に居る。安心して眠れ。』
背中をポンポンとたたき安心させる。
そのうち、だんだん眠気が来たらしく、こくりこくりと眠り始める。
…スー…スー…💤
静かな寝息が聞こえる。
『…寝たか。』
良かった。安心したのだな。
雷が怖いなんて、可愛いところもあるんだな。
いや、これは失礼だな。
お前は、いつも可愛いよ…。誰よりも。
俺は、そんなお前を守りたい。
ずっと。これから、どんなことがあっても、守りとうして見せる。
絶対な…!
~END~
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