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…ゴホッ②
僕は、風邪をひいてしまった。
心配そうに君が水を持って来る。
『ありがとうございます。』
水を受け取って、飲む。
『大丈夫です。落ち着きました😌少し寝ますね?』
おやすみなさいと、部屋を出て行こうとする君。
僕は、無意識に君の服の袖をつかんだ。
少し戸惑い顔の君。
『すみません💧側に居てくれませんか?僕が、眠りに着くまで…。』
君は、にっこりと笑って、はい。側に居ますと優しく言った。
安心して、僕も笑顔がこぼれる。
僕が、眠りに着くまでか…。
自分で、言っておきながら後悔するなんて…。
可笑しいですね。
本当は、ずっと側に居てほしいのに。
なんで言えないのでしょう。
自分が情けないです。
でも、きっと言える日が来ます。
どうかその日が来たら、ちゃんと受け止めてくださいね。
僕の大切な気持ちも、
君が好きだと言うことを。
僕がこの気持ちを伝えられる日が来ることを夢みながら、
『おやすみなさい。』
~END~
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