12月24

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『こんな時間に駄目だよ、外でちゃ』 僕は最近の親はどうなってるんだ!と心の中で現代社会に叫びます 『時間がないんだ』 その子は凄く優しい声で返します 『そうだよ、早く帰んないとね。お兄さんについてきて』 と僕は彼の家まで送ろうと手をつなぎました 一瞬びっくりしてしまいました その子の手は氷のように冷たかったのです 『ついてくるのは君の方だよ、ユキ…』 『え?』 そんな事を言ったか言わなかった覚えてませんが 突然階段にポッカリと穴が空きました 僕は唖然 はっと我に帰るとヤバいと感じてその子の手を振りほどこうとしました が、私の手は凍ったように彼の手から離れません… 『頑張っていいクリスマスを作ってよ…』 私は穴に吸い込まれて行く中で彼の目を見ました 彼の瞳の中ではたくさんの雪が降っていました…
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