魔法の手

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  『どう?』   そう聞く亜美に     『うわっ!めっちゃ楽になった。すげー…亜美ちゃんの手って魔法みたいだ。』   陸はびっくりして感動していた。         突然、亜美の目から 涙がこぼれた―――。     『どっ…どうしてっ?亜美ちゃんっ!』     焦る陸。     『あっ…ごめん、ごめん。 記憶をなくす前の陸と同じこと言うからなんか…。 陸は記憶なくしても陸なんだなぁって思っちゃって…。』     苦笑いする亜美。     『亜美ちゃん…』     心配そうな陸に     『大丈夫。アルバムは気の向いた時にでも見てね!今日は帰るね。』   笑顔を見せて 亜美は帰った。     亜美のいなくなった病室で陸は何かを考えていた。    
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