プロポーズ

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  陸はダウンジャケットのポケットから 小さな箱を取り出し   亜美に 『開けてみて?』   と手渡す。       中には シルバーのペアリング。    『再来年もその次も ずっと…。 一人増えて 三人になっても… 毎年この景色一緒に見に来ような。』     『陸…それって…。』     『亜美、高校卒業したら結婚しよ。』     『うん!』     幸せそうな笑顔で うなずく亜美。     少し照れて 緊張気味の陸。     お互いの指に指輪をはめあって     舞い落ちる雪の中 二人は永遠を誓い そっとキスをした。  
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