GLAYのタクローと過ごした日々

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ってことで、俺とドラムの奴は、練習スタジオのドアを開けたね! ドアを開けた俺らは、唖然とした! 世界が違ったんだよ! そこは、明らかに、別世界と化していた! そこには、俺らの存在にも全く気付かず、黙々とギターを弾くタクローの姿があった! タクローの横には、口をポカーンと開けて、固まってるギターとベースがいた。 ようやく、俺らの存在に気付いたタクローは、演奏を止め 「あっ!すいません!先に音合わせしてました!」 と、まるで、少年のような笑顔で言った。 ギターの奴が口を開く。 「雅哉、やべーよ!」 「やべーって、何がやべーんだよ?」 今度は、ベースの奴が口を開く。 「雅哉、コイツ、別モンだよ!」 コイツってのは、もちろん、タクローのことだけどよー! 俺とドラムの奴も、薄々は感付いていた。 なんせ、練習スタジオのドアを開けた瞬間、二人とも背筋に電流が走ってたんだからな! とにかく、タクローのギターは、一瞬にして俺らの心を奪ってしまったんだよ!
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