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「だいたい、朝っぱらから・・・テレビをつければ、どこもかしこもクリスマス関連のCMばかりやってやがるから、こんな風に気持ちがブルーになっちまうんだよなぁ~…」
「解るぜ。シンデレラエクスプレスだとかよぉ・・・あんなのは彼女居ない男にゃ雲の上の話だしなぁ」
俺のボヤキに相方も深いため息をつきながら相槌を打ってくる。
朝の肌寒い、少しのしかかってくるような空気の中に、深くて白いため息が2つ浮かんだ。
「・・・だけどさ?俺はともかく……瞳は女子からだって毎日毎朝ラブレターもらってんじゃねえか。妥協してしまえば簡単に彼女が出来上がるのに・・・」
「アホたれ。
女子から“お姉さまと呼ばせてください”って書いてある手紙もらって、はい☆そおですかっ♪って言えるかっての!(汗)」
……そおなんだ。
うちの学校は男子校ではなくて共学校で。
だから当然女子も沢山居るわけだが。
何故か俺が女子からもらうラブレターは、レ○系の相手からの物が多く・・・。
そしてその手紙は毎日毎朝下駄箱に・・・
およそその五倍近い数の男子からの山のようなラブレターと一緒に舞い込んで来ているんだ。
「……もったいない。
いーじゃん、そんなの。
どーせする時には必要なものが初めから付いてるんだからその分、女性同士のより手間はかからなくて済む訳だし☆」
「・・・?何の話をしている?(汗)」
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