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店から出た俺達は、淳の家に行くことにした。
歩いてる途中、淳は携帯で曲を一人で聴き始めた。片方のイヤホンを強奪して、俺も聴いた。
………?
僚「なぁ、これ歌詞ないの?」
淳「はあ?当たり前だろ。俺が作ったんだから。」
僚「詞はもうできてんの?」
淳「あ、詞は書いといて。」
えぇ~!?(ますおさん風)
無理……。
そうこうしてるうちに、淳の家に着いてしまった。
淳「ただいま~」
僚「お邪魔します~」
妹「お兄ちゃんおかえり~!………誰この人。」
淳には妹が居る。
淳「あれ?あった事あるよなぁ?」
僚「ああ、2年前にな。」
妹をスルーして、淳の部屋へ行った。
淳「今日は親帰ってくるの遅いから、ゆっくりしてきな。」
僚「ご丁寧にどうも。」
淳の家は、電気屋をやっている。ついでに、俺の家は寿司屋だ。
淳「なぁ、ギターみるか?」
僚「ああ、みる!」
淳は、ベットの横からギターを2つ取り出した。
淳「はい。どっちか好きな方選んで。」
言ってる事が良く……。
淳「ギターないんだろ?やるよ。」
マジで!
僚「本当に!?高かったんじゃねーの?」
淳「まぁ、高かったけど、俺がバイトでつくった金だから。それに、これが夢の第一歩だろ?」
僚「夢の第一歩……か。」
これで、本当に実現に近付いたんだな…。
ってか、まだ再会してから数時間だけど、ギターもあって、曲も出来てて…?
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