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白い世界に独りきり   誰も僕の邪魔するモノは居ない   だからこの世界は全て   僕の物   だけど陰がヒトツある   ボクと言う存在が   光の世界に異物が入り   徐々に辺りを染め上げる   いつしか此処も闇が広がり   同士達が引寄せられる   さぁ君もオイデヨ   醜いモノを見なくてすむよ   恐がることはないさ   ミンナ君と同じなのだから   僕の手を取り   ツイテオイデ   此処は楽園   だがしかし   僕の世界を    汚すモノは  早く摘んで置かねばならぬ   後々後悔するのなら   存在そのものを消し去ろう   たとえ其が愛するモノでも   僕の邪魔は赦さない   己の弱さを恨むがいい   弱い奴は要らないからさ   目障りだから消えてよ早く   だけど最後くらいは僕を楽しませてね?   綺麗に散り行く花弁を   この世界に降らせてみせて
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