過去の愛

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はっ、と我に帰ると家のすぐ近くのバス停が見えていた。 彼は、隣で本を開いていた。 どっからどこまでが……夢なんだ?? 私の頭ん中は???だらけである。 本から顔をあげた彼は… 「少し話せるか?」 と。 私………なんかやらかした…………間違いなく、なんかした……… 半泣き状態で、バスから降りた。 「疲れてたんだな……」 はい? 「……俺が話始めたら、気持ち良さそうに眠りだしたから……」 ってことは、さっきのはほとんど夢?私の願望?ってこと……? 「他に人が乗ってなければ、危うく何かしてそうだった。」 な…何かって………… 顔から火がでないのが不思議なくらいだった。
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