メリークリスマス

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  一つ、一つ、部屋を確認していく。 ドアを開けるのが怖くて泣きながらあけていく。 それは長続きすることはなく、すぐにママは見つかった。   いつも笑顔でお料理をしていた台所に、ママはいた。 腕の中の弟同様に赤い肌をして冷たくなっていた。 もう、なにが起きているのかわからなくなって逃げたくなって、あたしは玄関へと向かった。  
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