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確かに恵美とは一週間前に別れたばかりだった
「お前らも、もうすぐクリスマスだってのに何で別れるかね~」
ほっとけ!!俺だって、好きで別れたんじゃ無いっつーの!
一週間前、突然メールが来た『今から会えない?』絵文字も無い簡単なメール
『近くの公園までいくよ、15分位かな?直ぐ行く❤』
大急ぎで支度し家を出る、自転車にまたがり、少し肌寒い風を切って走ってく、公園に着くと入口に恵美は待っていた
「早かったね、私も今来たとこ、いきなりで悪いんだけど、私達別れましょ」
………………………………多分いままで聞いた日本語の中で理解するのに時間が掛かった言葉だった。
「えっ?!なんで?」
恵美は話しを続ける
「和君、本当に私の事好きなのかわからない、和君他の人達と喋ってる時の方が楽しそうだし、私居ない方が自由に出来るよ」
恵美は泣きながら話しをした。
俺はというと、まだ上状況が飲み込めずに頭の中が真っ白、不意に
『ガッシャーン!!』
物音で我に帰る、恵美の走り去る後ろ姿が小さくなってた、足元には自転車が倒れてた。
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