ぷー助

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日々の忙しさもありしばらく家に行かなかった。   ある日ふと、たまには顔でも出しておくかと思い実家へ立ち寄った時…母から猫を手放したと聞いた。       私が出入りしなかった時期に夢が出産。しばらくした頃、夢は育児放棄してしまった。   まだ経験も浅くこれまで順調すぎたため、母は夢と子猫たちの異変に気付けなかったのだ。       育児ケージの中に入れていたトイレの猫砂のクズで目が傷ついてしったのが原因か(母は今でもそう思っている)、それとも他に理由があったのだろうか…親猫の側から離れてしまうようになった子猫たち。   夢はそんな子猫たちの子育てを完全に放棄した。   猫は生きる力の弱い子猫を育児放棄してしまう。 夢は自分から離れてしまう子猫たちを『弱い』と判断してしまったのだろう。       異変に気付き人工哺乳を始めたものの…子猫たちは弱りすぎていたため、母は一匹しか助けることが出来なかった。
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