シマの異変

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毎日の点滴だけが命綱だったシマ。病院もその状態をわかっていながらも、休診日だからと治療を断られた。       もしこのまま一日何もしなかったら…とてつもない不安に駆られて違う病院へと走っていた。         診察室に入り検温をしようとした獣医が『肛門が開いたままになってるね。反射もないし…神経障害が起きてるかも』     そう言われても理解出来ない。ただこの子に元気になってほしい!ただそれだけ。     とにかく出来る限りどんな治療でもしてください!…私はそう伝えた。     獣医に入院を薦められ、私はシマを病院に預けて帰宅した。     部屋にいた彼に病院で聞いたシマの状態を話し、二人でシマの回復を願った。
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