猫と生きる

別れ

シマを亡くして初めて自分の無知さが歯痒くなった。

猫の病気のこと・治療について・予防やケア・病院の見分け方…もっと知っていたら彼女は死ななくて済んだんじゃないか…そう思い心底後悔した。

シマは猫が苦手で嫌いになりつつあった私に何かを教えてくれるために我が家に来たように思えた。

不思議な出会い…我が家に来たばかりなのにずっと住んでいたように自然と家族になっていた。

全然怖いとも苦手とも感じさせずに猫って可愛いんだなと心から思わせてくれた。

一ヶ月足らずの日々が私にとてつもなく大きな影響を与えたのは確かだ。

シマに出会っていなかったら、きっと私の人生は違ったものになっていたと思う。それくらいに私の人生を大きく変える出会い。

現在、私がたくさんの猫たちと平和に生きていけるのはシマとの出会いがあったから。

貴女に届くのかわからないけど、私の元に来てくれてありがとう。

貴女と暮らした僅かな時間は今でも大切な思い出。きっと一生忘れないから。

貴女の最期を私たちに預けてくれてありがとう。
幸せにしてあげられたかはわからないけど、私はすごく幸せだった。

貴女と出会い貴女を見送ったことで学んだこと、得たものの全てで今側にいる…これから出会っていくだろう猫たちを精一杯守っていくからね。

シマ…貴女が私の１番最初の娘だよ。
本当にありがとう。