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自分のせいでシマを亡くしたと思っていた私に子猫を飼う自信なんか全くなかった。
そんな話をした母にも苛つきを感じていた。
だが、母と同じく私の塞ぎようを見兼ねていた彼が『子猫飼おう!俺、子猫欲しい!』と言い出した。
彼なりの優しさを感じて、渋々ではあったが子猫を迎え入れる気持ちが芽生えてきた。
子猫はいつでも連れに来ていいと言われていたが、明らかに病気で亡くなったシマがいた部屋にそのまま連れてくるのは危険だと思い部屋中のありとあらゆる物を消毒した。
シマとの思い出も消えてしまいそうで辛かったが、いつまでも執着していてはシマも哀しむかな?そう思いながら…。
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