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とうとう子猫を迎えに行く日がやってきた。
消毒を済ませたり子猫を迎えるための小物等を用意していくうちに、私はシマの妹を迎えるんだ!そんな穏やかな気持ちになっていた。
彼はとにかく私と関わりのある人と会うことを拒むため、子猫を迎えに行くのは私一人。(友人も家族も彼とはほとんど会ったことがなく、私も彼の家族や友人を知らないほどだったのだ。)
向かった先は私も幼い頃から姉のように思い親しくしていた女性の家。
姉『お~銀。久しぶりね~。…相変わらずポチャポチャな(笑)』
私『余計なことは言わんでいいから!傷つくし…』
部屋に案内されても子猫が見当たらない。
『またソファーの後ろか…。』
そう言ってソファーの後ろから子猫を拾い上げ連れてきてくれた。
かわいぃ……けど……なんだろ?この初対面ではない感覚は。
めちゃめちゃ可愛いのに可愛さに反応する前に違うことに反応してしまう。
『チビすけパパ似やもんな。プー助そっくりやろ?』
私が実家で最も苦手としてきたプー助の子供…。体はシマと同じ縞模様だが、カラーはプーと同じシルバー。すごく美人だが…目付きがパパにそっくり。
プー助の娘だとわかってはいたが、まさかこんなにもソックリだとは…。
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