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それから3時間。
最早どの位飲んだか分からない。俺はかなり酒に強いから今が丁度キモチイイ位。
「な~、こーしィ~」
目の前には若干目が座ってる瑛。完全に回ってる御様子。
「あ?お前かなり酔っ払ってんなぁ「酔ってね~よ!」
すかさず間延びした返事を返してきた。被ってるんだけど。酔っ払ってる奴は大抵そう言うよな。残念ながら酔っ払ってますよ瑛さん。
「で何、どしたよ」
「こーしってさぁエリちゃんと付き合ってんの?」
「は!?今更…エリは彼女じゃねーよ」
本当に今更。瑛は俺とエリの関係を知ってる筈だ。ギブアンドテイク。平たく言えばセフレみたいなモンで若干ズレはあるものの、それはお互いが周知している事。お互いが会いたいと思えば会うしそうじゃなきゃ会わない、そんな関係。
俺が基本的に彼女やらなんやら特定を作らない主義なのもコイツは知ってる。…酔っ払って記憶が飛んだのか?
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