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八木が厨房に消えた途端瑛が口を開いた。
「何、こーし冗談だと思ってんの?」
「いや冗談てか…意味が良く分かんないんだけど」
突っ込む所だらけの発言。
彼氏って何だ、彼氏って。
飲んでるせいか意味が分からない。いや多分飲んでなくても分からない。
「まんまだってば。俺こーしが好きなんだよ。だから彼女になって欲しーなーって」
「は!?彼女!?」
俺男なんですけど!?
「そこはまぁ~今は気にすんな。要はこーしが好きなんだってば」
イマイチこの気が抜けた喋り方に真実味を感じない。
「…好きって。俺の性別分かってる…?」
「はい?こーし男でしょ?何だ酔ってんの?」
酔ってんのはお前だ!何だそのキョトンとした顔。
「酔ってません。じゃあ分かるよな?男に告られても…」
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